下水道があることで、わたしたちの生活はどのようにゆたかになっているでしょう。
1. 川や海を美しく
家や工場などで使われてよごれた水が、そのまま川や海に流れなくなるので、魚や生き物のすむゆたかな自然が守られます。
2. まちをきれいにせいけつに
よごれた水たまりがなくなるので、蚊やハエのいない、きれいなまちになります。
3. 雨がふっても安心
たくさんふった雨水もすばやく取りのぞくことができるので、浸水の被害も少なくなります。
4. 水洗トイレが使えるように
下水道が広まったことで、たくさんの家で水洗トイレが使えるようになっています。
汚れていたころの紫川
きれいになった紫川
汚泥は、どのように再利用されているのでしょう。
水をしぼり取られ、小さくなった汚泥(下水をきれいにすると中で出るよごれのかたまり)は、浄化センターからトラックで工場に運ばれ、ねん土のかわりとして石かい石などといっしょに高い温度でとかされて、セメントの原料として使われています。また、残りの汚泥も、ねんりょうかぶつに生まれかわり、市内の工場でエネルギーとして利用されています。
処理水は、どのように再利用されているのでしょう。
わたしたちの住む地球は総面積の7割を水で覆われていますが、その大半は海水や氷河などで、わたしたちが利用できる水の量は全体の0.8%しかないといわれています。この限られた大切な水資源を将来にわたって利用していくために、北九州市では、浄化センターで処理された水を海に流すだけでなく、一部を浄化センター内の用水(機械をひやしたりせせらぎに使われる。)や「洞海ビオパーク」の水などに再利用しています。